<今月の温泉> 2002.1〜3
<木賀温泉>
1月の温泉は箱根七湯で知られる木賀温泉に泊まりました。箱根七湯とは、箱根湯本・塔之沢・堂ケ島・宮ノ下・底倉・木賀・芦之湯の七湯のことで、江戸時代より温泉客で大変に賑わっていたそうです。
この中で、芦之湯を除いた六湯が早川沿いにあり、箱根温泉の中心を形成しています。
現在では大平台・小涌谷・強羅等の温泉地が追加され、箱根十七湯とも二十湯とも言われています。木賀温泉は早川沿いの六湯の中では一番上流に位置しています。
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宮の下で国道1号より国道138号に入り、暫く進むと「木賀の里」というバス停があります。
このバス停の先に「木賀温泉源泉地」という看板があり、その裏のコンクリート製の小屋が源泉の様です。
中は見ることが出来ませんので、どうなっているのか、判りませんでした。
木賀温泉は源頼朝の家臣、木賀善司吉成の病を治すため、老僧が発見したと言う伝説があり、この源泉地の周囲は子宝の湯として大変に人気があったそうです。
現在ではこの場所には看板が残るのみ。往時を偲ぶすべもありません。
現在の木賀温泉の宿は場所が移動して、一つ手前の「木賀温泉入口」でバスを降ります。
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バス停の所から急な坂道をどんどん登っていくと深い山の中に国家公務員共済組合連合会の宿、KKR宮の下があります。国家公務員の施設ですが、一般の人でも利用はOK。
この日は全くの飛び込みで、駄目元で泊まれるかどうか聞いたところ、快く受けて貰えました。公務員施設ということで、お堅いイメージが合ったのですが、全くそんなことはなく、暖かく応対して貰えて良かったです。
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部屋は標準的な構成ですが、堅いイメージはやはりなく、寛げました。窓からは明神ヶ岳が見え、夏は大文字焼きが部屋からも眺められそうです。
お風呂は玄関から右手奥の方、半円形に突き出した部分にあります。
この部分は別棟になっていいて、半円の中心が中庭になっています。湯上がりに休めるようにと寝イスが置かれていますが、さすがに今の時期は寒過ぎ(+_+)
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お風呂場自体はそれほど広くありませんが、一面全部が大きな窓になっていてとても明るいお風呂です。専用の源泉を持っているので、湯量も豊富。
さらさらのお湯が溢れていて、外の緑を眺めながらゆっくりと浸かることが出来ました。
食事は食堂で戴きます。
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料理自慢と明言するだけあって、料理も公共の宿とは思えない内容でした。手が掛かってます。
これで一泊1万円強なら大満足!
道路から離れた深い森の中の一軒宿なのでとても静かで、久々にのんびりとした夜を過ごすことが出来ました。
今度は新緑の頃か紅葉の頃に来てみたいな。
温泉データ
宿情報
<宮ノ下温泉>
KKR宮の下 〒250-0402 神奈川県足柄下郡箱根町木賀1014 Tel:0460-7-2350 交通: J箱根登山鉄道 宮ノ下駅から徒歩20分。
または箱根湯本駅から箱根登山バス 仙石・桃源方面行で20分、
木賀温泉入口下車徒歩4分日帰入浴: 可(500円 8:00〜22:00 第2水曜日休館) ホームページ: http://www4.ocn.ne.jp/~kkr-miya/
[ 木賀温泉 ] [ 宮ノ下温泉 ]
木賀温泉から少し下って蛇骨川と交差する辺りが底倉温泉、さらに下って国道1号線に交わる地点に、明治11年創業という日本のリゾートホテルの先駆け的存在の富士屋ホテルが建っています。温泉データ![]()
その和洋折衷の重厚な建物は国の有形文化財に指定されていて、一見の価値あり!
この付近が宮ノ下温泉です。この裏手に熊の神社があり、その下に開けた温泉なので「宮ノ下温泉」と言われるようになったそうです。
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富士屋ホテルから国道1号を渡り、少し坂を下ると共同浴場「太閤湯」があります。
国道の看板と入口の「太閤湯」と染め抜かれた暖簾が無ければ、見過ごしそうな建物です。
「自噴」という文字が、いい温泉の予感をかき立ててくれます!
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国道の対面にある川邊光栄堂というおみやげ屋さんか入口にある自販機で入浴券を購入します。やはり自販機より人の手で発行される方が味がありますよね?
入ってすぐに男女別の浴室、左手奥の方にもやはり男女別の浴室がある、変わった造りです。
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男湯は手前が正方形の湯船。
左の浴室はL字形の湯船です。
いずれも3人くらいで一杯になりそうなかわいい浴槽です。
(女性用はどちらも正方形とのこと)
しかし、熱い湯が溢れていて気持ちのいいお湯でした。
左側の男湯の窓からは青い空をバックに早川の対岸の山々を望むことが出来ます。
箱根の他の日帰り入浴施設に比べると狭い方ですし、露天風呂やその他の特別な売りがあるわけではありません。
でもその分、のんびり出来そうな、そんなお風呂でした。宮ノ下駅やバス停からも近いく入浴料も安いので、観光やハイキングの帰りにちょっとひとっ風呂・・そんな風に気軽に入れるお風呂ですね。
日帰入浴施設
付近のみどころ
太閣湯 〒250-0404 神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下223 Tel:0460-2-4756 交通: 箱根登山鉄道 宮ノ下駅から徒歩5分。または箱根湯本駅から箱根登山バス/
伊豆箱根鉄道バス 元箱根・仙石・桃源方面行で20分、宮の下 下車すぐ。日帰入浴: 300円 7:00〜21:30 毎月1,11,21日(休日の場合は翌日)定休
箱根は世界に名だたる(?)観光・リゾートであるので、見所もいっぱい。
旧所・名跡や美術館・博物館巡りや外輪山のハイキング等など
特に芦の湖遊覧や大涌谷の温泉卵は外せない一大名所。
木賀と宮の下の間の底倉温泉を流れる蛇骨川のほとりには、秀吉縁の太閤の石風呂が今も湯煙をあげている。
今月の温泉は長野県の野沢温泉です。野沢温泉の紹介は2度目ですので、野沢温泉自体の紹介は前回分を参照して戴くとして、早速旅館の紹介へと参りましょう!
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今回泊まったのは、麻釜に一番近い村のホテル 住吉屋です。
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麻釜のすぐ下に位置する和風旅館です。館内も木がふんだんに使われていて、しっとりと落ち着いた、それでいて暖かみを感じる造りになっています。
案内された部屋は次の間付きの10畳の部屋で、裏側に面していてあまり眺めは良くありませんが、静かで落ち着ける部屋でした。
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お風呂は小判形の浴槽のある大き目の浴室と、ほぼ正方形の少し小さ目の二つの浴室があり、男女が日替わりで入れ替わります。
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大き目の浴室の一角には源泉が湧き出しており、その豊富な湯量を活かして、外には露天風呂も設けられています。
湯は石の樋を通して湯船に注がれています。
樋の上には升が置かれていて、飲泉が出来るようになっていました。
飲んでみると、僅かに硫黄の匂いがするものの、殆ど無味ですが、これまた僅かに重曹の味がしました。
豊富な湯量を象徴するように、熱い湯が湯船の縁からどんどん溢れています。
入る瞬間は熱く感じますが、外が寒いことと柔らかい泉質のお蔭で、暫く浸かっているとそんなには熱い感じはしなくなりました。
ふぅ、いい気持ち。お風呂場は小さな丸いタイルを敷き詰めた床に、一段上がった位置に木の枠の大きな窓、太い木の柱が建つ歴史のありそうなお風呂です。
いい雰囲気。
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窓の外が露天風呂です。周りを囲まれているので眺めは良くないですが、岩組みの露天風呂で、こちらもいい雰囲気。
片隅に道祖神も祭られています。
内湯に比べ、外気に直接接している分、お湯の温度は低めで長湯するには丁度良さそう。
以前お邪魔した時は、冬期の露天風呂入浴は出来なかったのですが、今回は入ることが出来て念願が叶いました(^_^)
食事はグループ毎に別れて別室で戴くようになっています。
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「奥信濃のおもてなし」と題された、地元の山菜を中心とした郷土料理がテーブル一杯に並びます。ここの売り物の一つが、「取り回し鉢」と言われる、野沢に古くから伝わる祝い膳のお料理です。
いもなますやいもがら等、ありふれたお料理(失礼!)なのですが、これがとても美味しい!
同じような料理も手の掛け方でこれだけ美味しさに差が出るものかと思いました。
その他の料理も地の物を丁寧に調理してあって、とても美味しかった〜
2002年4月には大浴場を改装し、玄関脇には飲泉処も新設したとのこと。
是非また行ってみたいですね。
温泉データ
村のホテル 住吉屋: 〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8713
Tel:0269-85-2005交通: JR信越本線 長野駅もしくはJR飯山線 戸狩野沢温泉駅より
野沢温泉行バス終点下車徒歩5分日帰入浴: 不可 ホームページ: http://w1.avis.ne.jp/~sumiyosi/
付近のみどころ
住吉屋さんのすぐ上が、野沢最大規模の源泉である麻釜(おがま)です。100℃近い熱湯を利用して、山菜や卵を茹でたり、野沢菜を洗ったりと生活に密着した温泉として、利用されています。
麻釜の付近には、美味しい湧き水の流れる御嶽神社や樹齢1000年を超す「お宮の大欅」のある湯沢神社、野沢菜発祥後である薬王山健命寺等の神社・仏閣が集中している。
動く歩道「遊ロード」への入口もここから・・・
野沢温泉の詳しい観光案内は野沢温泉村オフィシャルページ( http://shinshu.online.co.jp/nozawa/ )を。
3月の温泉は新潟県の田ノ浦温泉です。温泉データ※正式な温泉の名称は間瀬田ノ浦温泉だと思われますが、田ノ浦海岸温泉とも、単に田ノ浦温泉とも呼ばれる事がある様です。田ノ浦温泉は、岩室・弥彦温泉から弥彦山を挟んで日本海に面する田ノ浦海岸に湧く温泉です。
当ページでは、温泉のある岩室村での呼称に習い、「田ノ浦温泉」と表記することにします。国道402号線の寺泊町野積浜から角田峠までの約14kmの区間は、越後七浦シーサイドラインと名付けられています。また、日本海に沈む夕陽の美しさから「日本海夕日ライン」とも呼ばれています。
そんな、越後七浦シーサイドラインの丁度、弥彦ロープウエイ山頂駅の裏辺り、トンネルとトンネルの間にひっそりとある海岸が田ノ浦海岸です。
正面には大きく佐渡ヶ島、右手には白岩、左手には崖松(海岸からは見えませんが・・)という景勝のある、こじんまりした白砂の海岸です。
周囲三方を山に囲まれているので、プライベートビーチの様です。
そんな田ノ浦に’87に湧いたのがこの田ノ浦温泉です。
旅館が数軒あるだけなので、静かに過ごすのには打ってつけ?
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さて、今晩の宿は田ノ浦を望む高台の宿、海華亭 かわいです。’94年に建てられた比較的新しい和風の宿です。
ここのロビーや部屋からの眺めが素晴らしい!
特に正面に横たう佐渡ヶ島の向うに沈む夕陽は絶景!・・・だそうですが、この日はあいにくの曇天。
すぐ近くにみえる筈の佐渡も見えませんでした。
残念!
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お風呂も日本海を見下ろすように造られています。
内湯の窓からも眺めることは出来ますが、やはり露天風呂から眺めるべきでしょう!
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内湯の窓の外に六角形の湯船が造られており、松林の間から日本海を眺めながらお湯に浸かることが出来ます。
男女共同型同大、同じ眺めを楽しめます。
ただ、もう少し海側に湯船を造ってくれれば、もっと眺めは良かったのに・・・
お湯は食塩泉系で、少し褐色がかった透明です。
匂いは殆どありません。
良く暖まる温泉でした。
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夕食は部屋で戴きます。ズワイガニ等、とにかく海の幸満載で、お腹一杯!
刺し身やお寿司も新鮮で美味しかった〜!
夕陽が見られなかったのは残念でしたが、宿自体はいい宿でした。
いつかお風呂に浸かりながら、夕陽を眺められると良いな。
海華亭 かわい: 〒953-0105 新潟県西蒲原郡岩室村間瀬田ノ浦海岸 Tel:0256-85-2222 交通: JR越後線岩室駅から間瀬行き新潟交通西バス 高屋下車後、徒歩15分 日帰入浴: 昼食付きプランあり(要確認) ホームページ: http://www.d4.dion.ne.jp/~kaikatei/ (HP工事中 '02. 9.23現在)
付近のみどころ
正面の田ノ浦海岸は青松白砂の穴場的海水浴場。
海沿いを走る、越後七浦シーサイドラインからは佐渡を背景に日本海に沈む夕陽の眺めが素晴らしい!
越後第一の宮「弥彦神社」や弥彦スカイライン、少し足を延ばして寺泊の海鮮市場など、見所がいっぱい!